ウキウキ社会人ブログ

かつては就活日記 あるときは卒論日記 そして今は……

ボイきらサービス終了告知を受けて(ポエム)

悲しみ

その日は、社内の新サービスがリリースされる日で、社会人年数は2年とか3年とかしか変わらない先輩が関わったサービスで、まだ新卒1ヶ月も経っていない私には眩しくてかっこよくてワクワクするそんな日でした。

関わった先輩方は、朝からずっと顔がキラキラしているように見えて、実際リリースするのって絶対大変なんだけど、それでもギリギリまで調整してて、やっとリリースしました!ってslack飛んで来たらその瞬間同期みんなで触りに行って、すごい面白かったです。

まあ、そんな裏で、ボイきらのサービス終了が告知されました。


私は、もともとガールフレンド(仮)の友達紹介キャンペーンのために、当時のフォロワーに半ば強引に誘われてAmebaへ登録しました。そして、ボーイフレンド(仮)がリリースされてから少し経ったくらいにゲームを始めた…ような気がします。それももう4年や5年近く前のことなので、あまり記憶が無いのですが。

高校生の私は、ヤンデレというものが好きで、必然的に逢坂くんへと惹かれていきました。部活に送ってもらう親の車の後部座席でイベントを走っていた記憶があります。あの頃はバイトもしていなかったので、課金ができず、Ameba内のコインキャンペーンページで、特に興味の無いゲームやサービスに会員登録しまくっていた気がします。

それから少し経って、アイチュウのサービスが始まったのかな。フォロワーの影響でちょっとやっていたけれど、当時はまだ推しが定まっていなくて、ふわふわと音ゲーを触っていたような気がします。

そもそもあまり女性向けソーシャルゲームというものに触れていなくて、むしろスクフェスとかデレステとか、その前だったらサイタスちょっとやってたし、そういう音ゲーばかりやっていたので、ポチポチゲーとして唯一頑張れたのがボイフレだったと思います。まあそれから大学に進学して、色々と日々を過ごす中で、ボイフレへのログインは減り、そのまま逢坂くんのことも薄れていきました。

途中で某内田さんにはまり、その延長で赤羽根双海と出会い、前よりちょっとアイチュウを頑張ったり、そのまま内田さんを追うことがしんどくなり、アイチュウからまた離れたりなどしていました。その過程で麗朔空もちょっとハマったんだっけ。あんま覚えてねんだこの辺

転機は大学3年になった頃。天啓のように、逢坂紘夢に会いたい、という感情が湧いて来ました。離れている間に、ボイフレ界隈では色々あったようで、ボイきらがリリースされ、本家はなんかほとんど動かなくなっててちょっとびっくりしたけど、とにかくその時に私はボイフレに戻って来ました。

私生活の人間関係で辛いことがあった私は、逢坂くんの真摯な愛を目の当たりにし、以前よりもどこか依存するようになっていったように思います。また、アルバイトをするようになっていたので、課金などもできるようになり、やっとボイフレにお金を払えるとすら思っていました。

ボイきらも、難易度が程よく、もともと音ゲーが好きな私はどんどんハマっていきました。ボイきらがきっかけで、大学内にボイフレの話ができる友達も増えました(前から友達っちゃ友達だったけど、ボイフレのことは学内の人に全然話したことなかった)。


そして、2018年の春。ユニゾン!イベントへの参加。最初に発表された出演者は、逢坂くん役のてらし〜またく〜まさんのみという、驚異のイベント。その辺りにはもう、ボイフレのオタクの中には「サ終への恐怖」という病が広がっており、私自身もこれを逃せば二度とボイフレのリアルイベントは参加どころか開催すらされないのでは…とおもっていました。

声優がメインのイベントや、ちょっとしたライブなんかは何度か参加したことがありましたが、好きな作品のリアルイベントには初めての参加でした。 好きな作品のオタクとリアルで出会うこと自体これまでほとんどやったことがなく、会場へはとても緊張しながら向かったような気がします。 早朝からの物販大行列も人生初の体験でした。

寺島さんへの感謝の手紙をプレボに突っ込み臨んだイベントは、ミニゲームコーナーと朗読劇というありがちな構成でしたが、とてもとても楽しかったです。 今でも出演者が突然客席に降りてきた時の記憶があるし、イベントが終わった後の鳥貴族で一緒に来てくれた友達に何も喋れなくなったのも覚えてる。 とにかく大事なイベントで、とても大切な思い出です。

でも、その後からボイきらでは不穏な動きが増えて… いつの間にか、まともな更新がされなくなってしまいました。 初めは期待していた人もいつの間にかボイフレ関連にはあまり期待を見せなくなり、いつの間にか「なんでか知らないけど終了してない」みたいな認識になっていきました。少なくとも私の中では、そうなってしまっていました。

それから、2018年11月くらいかな。 だんだんとボイフレも頑張れなくなっちゃって、ふわふわと卒論に追い込まれ、おねメロで気を狂わせて少し経った頃、アイチュウで赤羽根双海くんのイベントをやりますよという告知が流れて来ました。 久しぶりに走ってみようかな、なんて軽い気持ちで復帰したアイチュウは、ボイフレの更新が止まりほとんど刺激が無くなってしまった私にとって、それはもう供給の嵐で、以前プレイしていた時よりもどっぷり浸かってしまいました。

卒論へのフラストレーションと、ボイフレに払えないこのお金を、ということで、アイチュウへ課金し始めました。最初は些細な金額だったものが、いつの間にか…まあ…金額は言わないですけど…ちょっとずつ積み重なって来ました。 アイチュウはまだ生きようとしているからと、どんどん課金をしていたような気もします。すみません。お金払ってる時は記憶失うんです。

アイチュウもまたサ終病が蔓延していて、特に某ゲームが大きなライブをやったりアニメ化が発表されるたびに、どうしても暗い空気が流れていたのも事実です。 そんな状況を見て、アイチュウは終わらせたくないと財布の紐がガッバガバになったのもまた事実。

しかし、アイチュウは違いました。

2019年4月14日、ユニゾンイベントに参加した時と同じ感情で参加したファンミーティングで、アイチュウは新アプリとアニメ化の発表を行いました。

その告知は本当に嬉しくて、会場で嗚咽をあげて泣いたし、終わった後にフォロワーと夢じゃないかと確かめ合い、ファミレスで安いワインを一気してドン引きされたりしました。アイチュウに関してはまだ不安なことももちろんあるのですが、とにかく運営会社が絶対にアイチュウを生かす、という意思を見せている気がして、私もそれに応えよう、応援しようという希望に満ち溢れていたと思います。

それが先週の出来事。


そして、今日。

ボイきらのサービス終了の告知が発表されました。

あまりログインしていなかった身では、悲しむ権利もないのかもしれませんが。

ここからボイフレが静かに終わって行くような気がして、とても悲しい…というか、正直よくわかりません。

逢坂くんのイベントは割と真剣に走っていたし、その頃にはランキングももう廃止されていたけれど、アルバムもすごく嬉しかったなあとか、色々思い出はあるんです。

ただひたすら、もっと早くボイフレに戻ってたらな…って大学時代の自分を省みる、もしくは、ただひたすら終了の文字を眺めることしかできなくて

あとは、アイチュウはこうならないようにちゃんと支えようとか…

ボイフレは、ボイきらがリリースされて、そちらに注力するから本家ゆっくりになります!みたいになって、でもボイきらも結局こうやって終わっちゃうし…みたいな経緯があるので、もしアイチュウも新アプリが出たあとそうなっちゃったらやだなとか思っちゃうんですよ。

そうはさせないと思いますけどね、会社が違うんで。信じたい…

自分にとっては、女性向けソシャゲはボイフレが本当にでっかい存在で、あとはアイチュウくらいしかなくて。

逢坂紘夢くんがいなかったら、多分自分は大学時代のあの辛い時期を乗り越えられなかっただろうって思うし、このまま終わらないで欲しいけど、どこにお金を払ったらいいのかもわからないし、そもそも金の余裕もないし、どうしていいのかわからないのが本音。

アイチュウの嬉しいお知らせと、ボイフレからの悲しいお知らせに挟まれて、どう生きていいかわかりません。

アイチュウを喜びたいけど、ボイきらのことは悲しまざるを得なくて、フォロワーも入り混じってるから、簡単にどちらかの感情に寄れないし、感情がこう…頭の先から爆発するような…この気持ちはなんだろう…谷川俊太郎かよ…声にならない叫びとなって…こみ上げる…この気持ちはなんだろう…


会社で新サービスをリリースした先輩たちは、熱い想いを持ってプロダクト開発に取り組んでいました。私が家に帰ろうと思った時にまだ残ってたり、サービスについての会議も横目に見ていたから、入って数日のひよっこにもたくさん伝わってきました。

基本的に、世に存在するソーシャルゲームも、よっぽどの作りじゃない限り、誰かが本気で作っているはずです。 特にボイきらは、UIが本当に素晴らしくて、さすがやっぱノウハウあるんだなとか素人なりに感心したし、ゲーム内容もそれなりに良かったんじゃないでしょうか。だからこそ運営がミスったのかな、って思うし、なんだろう、何が悪かったとかは私にはわかんなくて、ただ勿体無いなって思うのがでかい。

そして、いつか自分が作ったサービスが、終了する日が来ることを考えたりして、複雑な感情になってしまう。どれだけ本気で作ったって、ユーザが付かなかったら終わるのは、きっとどの業界も変わらないし、いつか自分もサービスのデザインに関わる身としては、常に意識しないとならないことかもしれないなって思います。

ボイフレは自分がデザイナーになるきっかけにもちょっとなっているので、これからの自分の人生のことも含めて色々思うところがあります。今ボイフレの運営に関わっている人はどうなっちゃうんだろうな。

とりあえず、自分にできることは、終わるまでにボイきら触れるだけ触って、アイチュウにはお金払って資金にしてもらって、布教したいな。みんなアイチュウやってくれ。ボイフレはもう布教も厳しいくらいの状況だけど、そっちもちょっとはやってみてくれたら嬉しいな。そして逢坂紘夢くんに出会って、「あ、こいつが例のアレなのか…」ってなってくれたら嬉しいです。そうです、そのなんか犯罪者みたいな男が、逢坂紘夢です。ありがとうございました。