ウキウキ社会人ブログ

かつては就活日記 あるときは卒論日記 そして今は……

川越に行ってきた日記

か〜〜〜〜っ!こんな時期に川越行ってきただとおめーーーーバカか!?家で寝てろ!と思った人へ

1人でほとんど言葉を発しない・マスク着用・消毒液携帯・人が多い場所で一切何も食べないでやってきたんで許してください。

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現地着いたら思ったより人がいたので、内緒にしませんでした。

梅雨明けで天気が爆良かったのと、急に「川越」という単語が脳に閃いたので、1人で川越に行ってきました。家から近かったので…

ところで私は川越についての事前知識は、「小江戸を売りにやってる」くらいの認識しかありませんでした。まあ浅草みたいなもんだろう…(失礼)くらいの気持ちで行きました。実際浅草と近いと思います。人形焼がさつまいもになった浅草です。私はきっと明日には川越の民に殺されているかもしれません。許してください。

川越駅に着くと、まず「主要な観光地に行きたかったら1階をそのまま進んでください」的なことが書いているエスカレーターが目に入りました。改札を出る前から手厚い案内で感動しました。

私はこういう、「たくさん困った人がいたから追加されていったのだろうな」と想像させる注意書きを読むのがちょっと好きなので、お、始まったぞ…という気持ちになりました。また、たまたま近くを歩いていた男女グループが、その案内を読み上げて2階に行くのをやめた、という流れを見ることができたのもポイントが高かったです。案内が人の役に立っている、最高だなあ…

さて、本川越駅に着くとまず本川越ぺぺがお出迎えしてくれます。

www.seibu-shop.jp

とりあえずぺぺの地下でトイレをして、出ると電話がかかってきたので20分くらいぺぺの地下で電話をしていました。出鼻をくじかれている

ぺぺの地下のトイレは電波が悪く、トイレをしながら本川越情報を整えようと思ったのですが、不可能でした。ちなみに綺麗でウォシュレットがありました。ぺぺは全部の階にトイレがあるわけではなさそうなので注意しましょう。

ぺぺを出て、適当に歩いていると、観光客向けっぽい標識に「↑蔵造りの町並み」という案内があったので、そこに向けて歩きます。浴衣に身を包んだ女性などが歩いてくるので、多分そちらが川越のポスターなどに出てくる小江戸っぽいところなのでしょう。ちなみにほとんど下調べもせずに散歩感覚で行ったため、よくわからないまま適当に歩いて帰ってきたレポが今後も続きます。

地方の街だなあと思う道を適当に歩いていると、昔っぽい街並みの小江戸ゾーンにたどり着きました。予想はしてましたが、意外と外国人観光客などもいて、彼らは最近渡航してきたのか、それとも滞在中にこんなことになってずっと日本にいる人たちなのかという気持ちになります。日本に来るな!というわけではなく、日本に来れるんけ?という気持ちです。

歩道は思ったより狭く、車道の通りも多いので、なかなかソーシャルディスタンスできずに進むことになります。まじかよ…

日傘で人との距離を物理的に取ろうと思っていましたが、流石にここで傘をさすと他人に刺さってしまうと思い、仕方なく片付けます。私以外にもソロ・旅erが見られましたが、ほとんど複数人で歩いている人たちばかりでした。しかしまあ、彼らが来なければこの川越の民は収入が途絶えてしまうので、一概にはなんとも言えず、、、とりあえずマスクを外して食べ歩きするJK集団を心配したりしながらほんわかと歩くことになります。

そんな中、突然オルゴールで「通りゃんせ」の悲しいメロディが聞こえてきます。川越の小江戸的街並みに響く通りゃんせのメロディ。一瞬「死ぬんか?」と思いますが、どうやら観光バスが鳴らしているようでした。なに?怖いわ普通に

ちなみに、何枚か写真を撮ったんですけど、撮った写真にはあまり人が写っていないので、実際いつもより人は少ないのかもしれないです。でも、歩道がクッソ狭いところが多いので、そういうところだと密になっててあーーーーーーーーー密!密!密になりがちでした。

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道です

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おしゃれなカフェです。入ろうとしたら満席でした、さようなら…

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人間かと思ってびびったマネキンです

道沿いには色々観光地っぽい店がありました。日本の観光地はどこに行っても蒟蒻の石鹸と、どこかの養蜂場の蜂蜜、スジャータのソフトクリーム、箸屋さんが並んでいる印象です。その中に、各地域特徴的なお店があるイメージ。そんなに色々行ったことないですが…おそらく、日本の観光地ということで、外国人向けの日本文化ショップみたいなのを作って行くとこうなるんでしょうか。箸とかはわかるけど石鹸とか蜂蜜は謎すぎる…あと、ゴマ。まあ、日本各地、結局は同じ日本なので、いいのか

適当に歩いていると、観光客向け標識に「博物館」の文字が見えます。せっかくなので、そこを目指します。観光案内標識だけを頼りに歩いているので、グーグルマップは見ないで、矢印に従って歩いていきます。RPGだってもう少しマップ見ながら歩くだろ、という感じです。

少し歩いていると、でかい建物が見えたので、「お!これが博物館かな?」と思ったら市役所でウケました。市役所から先は、歩いている人が一気に少なくなります。おそらく観光的な店もほとんどないのでしょうが、案内はまだ続いていたので博物館がその先にあると信じて、歩き続けます。

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博物館までの途中にあるでけえうさぎ

地方都市を感じながら歩いていると、ようやく博物館に着きました。博物館は美術館と併設されており、大きな駐車場もあるようです。駐車場にはたくさん車が止まっていますが、どうせ観光地に行く人が停めてるだけやな、と思って館内へ向かいます。案の定人間の気配を感じない博物館は、私が閉館1時間前に着いたわけでなくともこんな感じなんだろうな、と思わせる雰囲気をしていました。特に、入れ替わりで博物館から出てきた家族の子供が「早く車に帰りたい」と喋っていたのが恐ろしかったです。

しかし私は博物館が好きなのと、人が少ないから落ち着けそうだ、ということでワクワクしながら入ります。入り口でスタッフさんに検温され、名前を書いて、入場料を払います。新コロ世界でこういった施設に来るのは初めてだったので、このように訪れた人を記録しているんだと感心しました。これで私が今後新コロったらこの博物館に迷惑がかかるぞ、という気持ちになり、余計感染予防への意識が高まります(じゃあ家から出るなよ、というのはやめてください)ちなみに、入場料は200円です。市営なのかな?

博物館の常設展は、川越市の歴史にまつわる資料が年代ごとに展示されているもので、微塵も川越市への知識・関心が無い私でも興味深く眺めることができるものでした。さつまいもの品種が展示されていたので、川越市はさつまいも推しということがわかりました。

博物館では、新しい資料に手作り感溢れる「new!」というポップがついていたのが面白かったです。また、地元は北海道なので、川越にいた「氏」の資料などを見て、本州と北海道の歴史の違いを感じたりしました。館内にはスタッフ含めて10人もいないという感じで、すごく静かで涼しくて、かなり良かったです。

これを言うと怒る人がいると思うんですが、私は博物館や美術館に行くと「博物館や美術館に来て、展示を見ている」ということでまずレベルが上がった気持ちになります。いやまあ職業的にも、仕事内容に直接結びつかなくても、展示の仕方やパネルのデザイン、館内に張ってあるポスターなどを見ることで知見が増えるので、またもうちょいこういうのを見たいと久しぶりに思いました。絵巻物の表現などはこういうところに来ないと直接見れないし、全部明朝体の説明パネルとかもスーパー行くだけじゃ出会いませんからね。

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博物館の前にいたでけえ鯉

博物館を出た後は、適当に来た道を戻って、そのままなんの店にも入らず、本川越駅のカフェで一服して家に帰りました。

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アイスカフェラテを頼んだ後に、りんごジュースにすれば良かったと後悔したけど、アイスカフェラテも美味しかったので忘れた

久しぶりに長いこと歩いて、足の裏がすごい痛くなってしまいました。スマホが記録している最近の歩数がずっと100ぐらいだったのに、今日だけ1万歩を超えていたので笑いました。やっぱこれ系は歩くことになるのでかなり疲れますね。いい運動になったかなーという感じ

以上が陰キャソロ突発川越散歩の日記となります。川越で一番印象に残っていたのは、所々で「COEDO」というローマ字を見たことです。最初Coffeeって書いてんのかと思った。今ググったらビールの銘柄らしい。

あと、今小江戸で適当に画像検索したら、自分が今日見て来た川越と違う景色も出て来て、やっぱ適当に歩きすぎたな、と思いました。

いつかまたもっと気兼ねなく遊びに行けるようになったら、1人でもりもり食べ歩きもしたいです。家から本当にそんな遠くないことがわかったので、今の家に住んでる間にもう一度くらい行きたいですね。思い立ってやっぱ途中でやめた、ってなっても、所沢で適当に王将食べて帰れそうな感じだったので、良さそうです。ちょうど良い観光地・川越日記おわり